オハナ上永谷保育園からのお知らせ

♪♪ おはなのかぜ♪♪ 10月号

2019年10月1日

運動会のリハーサルが行われました。と言っても保育者が内容と段取りを確認する日で、子どもにとっては、「うんどうかいごっこ!」いつもと変わらず全力投球で参加してくれます。そこには感動あり、ハプニングありで一足先に可愛らしさと小さいながら逞しさを感じさせてもらいました。

そら組が、各所で運動会のお手伝いを担ってくれています。にじ組、ほし組が小さい子に声援を送ってくれています。小さい子達はいつもの遊んでいる様子をみんなの前でも笑顔で披露してくれました。毎日一緒に過ごしているオハナの仲間の姿を客観的に観ることは子ども達にとっても新鮮なのでしょう。年長の姿に憧れたり、小さい子に愛おしさを感じたり、保育園ならではの人との関わりの中で、体の成長だけでなく心の成長も見て取れました。

先日、年長クラスで遊んでいるときに、必要な道具をさりげなく差し出してくれた男の子がいました。単純に嬉しかったので、「ありがとう。いつも優しいよね。どうして優しくできるの?」と、質問をしたところ「あのね~、お父さんが優しいから」と。そのまっすぐな視線と答えに、改めて気づかされたようでした。人に優しくしてもらったり、思いを叶える手伝いをしてもらうと子どもの心は温かく大きく膨らんでいくのでしょう。それが、思いやりになり、勇気に繋がったり、失敗しても立ち直れる強い心に分化していきます。

運動会競技の出来る出来ないより、ひとり一人のここまでの成長を喜び合える場になったらと思っています。今年出来ないことが、きっと未来には出来るはず!子どもの力を信じ、未来に向かって見守りながら後押しが出来るように関わっていきたいですね。保護者の皆様の拍手や声援は大事な大道具のひとつです。どうぞ、録画に集中せず、大きな拍手を子ども達に送ってあげてください。

園長  小林 千恵