オハナ上永谷保育園からのお知らせ

♪♪ おはなのかぜ♪♪ 6月号

2017年6月1日

♪♪ おはなのかぜ♪♪ 6月号

平成29年6月1日

♪♪ おはなのかぜ♪♪ 6月号

 ♪あめあめ ふれふれ かあさんが~ 蛇の目でお迎えうれしいな~ ピチピチ チャプチャプ ランランラン♪ この題名をご存知でしょうか。大人にとっては鬱陶しい梅雨が始まりますが、この歌の時代(大正14年発表)、お母さんがお迎えに来てくれることがどんなに心弾む出来事だったか、後半の歌詞で言わずと伝わってきます。童謡は短い歌詞の中に、背景や心持ちが端的な言葉に載せて表現されています。リズミカルで何度でも歌いやすく、覚えやすいのも特徴でしょう。
先日、「なかなか夜寝てくれないんです・・・」と、相談をいただきました。そんな時にお勧めするのがお布団でごろんとしてからの絵本の読み聞かせ。(興奮するような内容は避けてくださいね)そして、電気を消したら子守唄や童謡を歌ってあげましょう。「ゆりかごのうた」「ななつのこ」などは、意味が伝わらなくとも歌っている方まで癒されます。スキンシップしながら眠りへいざなうのは、母親や父親に守られてる安心感もあるようです。生の歌声がもたらす効果はCDから流れる音楽とは違った心地よさ、何より自分だけの為に歌ってくれる満足感があります。
 若い保育士にも伝えるべく童謡について調べていたら、興味深い事柄にいくつも出会いました。昭和26年に発表されたという「かわいいかくれんぼ」(作詞サトウ八チロー・作曲中田喜直)は優れた童謡の条件がそろった戦後童謡の最高傑作といわれているそうです。①情景が思い浮かぶ②子どもにとっての発見がある(黄色いあんよ、茶色い帽子など)③かくれんぼをしているという物語性がある④リズムの変化が楽しめる⑤歌の中で一緒に遊べる そんなことを頭において歌ってみたら魅了されました。おかあさん、おとうさん歌えるでしょうか?おばあちゃん、おじいちゃん世代なら歌えるはず!童謡は子どものころに聴かなければ、知らないで成長してしまうことになります。保育園時代の今が伝承するには最適な時期ですね。
さて、冒頭の曲名は「あめふり」です。雨音に耳を澄ませ、♪ランランラン~♪とスキップするような心持で過ごしていきましょう。
                               園長   小林 千恵