はなもぐたより〜8月号より
2017年8月1日
はなもぐたより〜8月号より
平成29年8月1日
「どうして子どもに絵本を読むのでしょう」
どうして子どもに絵本を読むのか?
その答えは・・・なによりも子どもが喜び、楽しむからです。
0歳児の赤ちゃんでもおひざにのっかり、興味深い眼差しで絵本を見つめています。
絵本は赤ちゃんにとってはどんなふうに見えているのでしょう。
絵本の楽しさとは?
・ページをめくると新しい何かがでてくるわくわく感があります。
・現実の世界と絵本の世界を行き来することで、物を認識したり、頭の中で想像したりする力を楽しみなが
ら身につけていきます。
・繰り返す楽しさ・・・同じ言葉のやり取りが繰り返され、その結果が示されることで子どもは「次はこう
なるだろう」と予想を立て、期待を持ってページを待つことができます。その予想が当たった時には「自分
の思ったとおりになった!」と喜びを感じることになります。
・知っている話を何度も楽しむ・・・子どもは話の始まりからクライマックスまでを時間の経過にそった一ま
とまりの因果関係をもつ物語としてとらえています。知っているストーリーを何度でも繰り返し読んでもら
いたがるので結末の満足感が確実に味わえることを知っていて、それをもう一度味わいたいからです。
・ここにしかない体験がある・・・1冊の絵本全体を一つの物語として楽しめるようになる3歳くらいの子ど
もは現実世界と物語世界の境目がまだまだはっきりとしていません。現実の世界を物語のうちに見出して確
認したり、物語の体験が現実を見る助けになったりします。また、楽しかった物語の思い出は、厳しい現実
を乗り越える勇気になり、物語で体験した「他者」とのやりとりは現実の世界を生きていくための心の準備
にもなるでしょう。
絵本の楽しさをほんの少しだけお伝えいたしました。
オハナの子どもたちはみんな絵本が大好きです。
これからも良質な絵本をたくさん提供していきたいと思います。