食育:ご飯とごま
2018年11月22日
今日は、先週に続き第2弾お米を炊く食育を行いました!
今回はキッチンで洗ったお米にみんなで水を入れてもらいました。「3のメモリまでみんなでお水を入れてね!」とお願いすると慎重に少しずつお水を入れてくれました。
「炊飯ボタンは誰に押してもらおうかな?」と声をかけると、「おす!」と元気よくお返事してくれたおともだちが押してくれました。しばらくすると炊飯器から湯気が出てきました。「なにかできてたよ」と気が付いたおともだち。
熱いから触らないでねと伝え、キッチンスタッフが湯気をみんなの方へ仰ぎました。すると「なにかにおいがする」と気が付きました。これがご飯の炊けるにおいだよと伝えました。
ご飯を炊いている間に今日のサラダのドレッシングに使用するごまをすり鉢でする食育も行いました。
キッチンスタッフが白ごまと黒ごま、すり鉢、すりこぎ棒を見せると「なにをはじめるの?」「やりたい!」と積極的な子どもたち…初めは力加減が分からず潰れなかったごまを少しずつコツをつかんですり潰しました。
すり鉢が動いてやりづらそうにしていたおともだちに気が付き、すり鉢を持って動かないようにしてあげている姿には思いやりを感じ、見ていたキッチンスタッフも嬉しくなりました。
つぶの状態での見た目やにおい、すり潰した後の見た目やにおいを観察して、「つぶがなくなっちゃった」、「いいかおり!」など発見がありました。その後、白・黒、つぶ、すり潰した状態の4種類を食べ比べをしてみました。「わたしはしろいごまがすき」、「すりつぶしている方がすき」など様々感想が出ました。
ごまの表面はとても固い殻で覆われています。そのまま食べるとつぶが小さいこともあり、噛み砕くことが出来ず、ほとんど飲み込んでしまいます。すり潰すことで表皮付近に集中しているごまの栄養素が効率よく体に吸収されます。また、すり潰すことで香りが良くなり食欲を刺激してくれます。
ごまの食育を終えると炊飯器も【あと3分】と炊き上がり時間のお知らせ表示が出ていました。あと3分で炊き上がるよと伝えると「わぁ~」と歓声があがり、炊き上がりのアラームが鳴ると「なったよ!」とみんなで教えてくれました。
少しずつ味見をしてみると、自分で炊いた特別なご飯を愛おしそうに味わって食べ、「おかわりください!」とリクエストが入ったのですが、続きはお昼ご飯の時に食べてねと伝えました。今日は残飯入れのご飯がいつもより少なく、ご飯を残すおともだちが少なかったようです。
日常ににおいは溢れています。蒸したり、焼いたり、煮たり、すり潰すと香りが強くなるものも多くあります。色々なにおいの変化をこれからも子どもたちと楽しんでいきたいと思います。