大人の階段がうれしいようです。
2020年10月13日
いちょう組にとっての「大人の階段」とは、何でしょう?
はじめの一人が登った頃は、驚きや恐怖、期待と不安、様々な感情が見えていました。
自分にも起きる事だということを想像できていない子もいました。
「どうなってるの???」
続いて、二人目、三人目と続きました。
喜ぶ子、心がざわざわしている子、自分のを触って確かめてみる子・・・。
(まだ、びくともしない・・・。)
そうです。歯の生え変わりです。
今にも抜けそうな状態で登園してきた日には、仲間がぴったりくっついて今か今かと見守っています。
食事中に抜けた子もいました。
「見て!!抜けたよ!!」と口を開けて抜けたところを見せに来てくれます。手には小さな歯を持って。
「赤ちゃんの時、最初に生えた歯だね。次は大人の歯が生えてくるね。おめでとう。」
一人ひとりの入園当初を懐かしく思いながら、当時の話を始めます。いっぱい泣いていたこと、おむつを替えたこと、抱っこしたこと、散歩に出かけたこと。
照れくさそうに下を向きながらも、しっかりと聴いてくれました。周りの仲間たちも「わたしは?」「ぼくは?どうだった?」と声が上がります。
小さかったみんなの歯の生え変わりを見届けられることが、どんなに幸せな事かまだ分からないだろうなと思いながらも、思い出話は続くのでした。
・・・・・ちなみに、一本もぐらついていない子もいますが、これからのお楽しみなのでのんびり待っていてください。