オハナ新羽保育園からのお知らせ

遠回りも学びがいっぱい

2022年6月15日

体操教室です。

いつもは、目的地に向かって一直線ですが、この日は、いつもとルートが違いました。

子どもにとって、「いつもと同じ」は、見通しが持てるし、次に起きることが分かるので、繰り返し積み重ねていくと、安心と自信が持てて、「やってみる!」「自分でやる!」と活動意欲を高めます。

では、「いつもと違う」はどうでしょう?不安になるからやめておきますか?いえいえ、子どもの力を信じていれば、大人と子どもの間に信頼関係があれば、いっしょに楽しむことが出来ます。先が読めない事を怖がるのではなく、期待しながらながら挑みます。久しぶりに来た場所で、以前出来なかったことが出来るようになった自分に出会い「出来た!!」と自信を持ちます。

目的地まで一直線に向かっていたら、気づかないことも、ふと立ち止まることで見つけられます。

並んで歩く。前の子に続く。前の子を見て同じことをする。

距離感や、バランス、体の使い方。前にいる子と同じようにいかないこともあるので、心と頭と体をフル回転しています。集中力は、遊びながら高まっていきますね。

 

いつもと同じ目的地に着いた時、

「こっちからも行けるんだ。」

「なんか、今日面白かった」

行き方がひとつではないことを知った経験が、「こうかもしれない」「ああかもしれない」「こっちも出来る」「こういうやり方もできるかもしれない」と、成長の中で壁にぶつかった時、「大丈夫、何とかなるさ」と、柔軟な考え方を持てる適応能力に繋がっていくといいな。