☆キッチンより☆郷土料理「広島県」
2019年10月8日
本日の郷土料理は広島県でした。メニューを紹介します。鯛めし、呉の肉じゃが、浜子鍋風みそ汁、梨、おやつは広島風お好み焼きです。
鯛めしの鯛は瀬戸内海の代表的な海の幸です。産卵のため瀬戸内海に入ってくる春から初夏が旬です。
活き造り、塩焼き、たいそうめんなど珍しい料理もあります。呉の肉じゃがはじゃがいもにメークインを使用し、人参とグリーンピースが入ってないのが特徴です。
浜子鍋風みそ汁は広島県尾道市にある生口島(いちくじま)で江戸時代に塩田で栄えた島に、塩田で働く人はかつて「浜子」と呼ばれていました。その浜子が食べていたのが「浜子鍋」で季節の小魚や魚介類、地元で採れた野菜とともに地味噌で煮込んだ鍋です。
今回は香ばしく焼いたたらを入れておみそ汁で提供しました。
鯛めしは魚の旨味が良く出ていてご飯に浸みていました。「みてみて!」とお米が1つも付いていないお茶碗を見せてくれたり、おこげを見つけたおともだちは食べられるのか心配そうにしていたり、普段は白いご飯が好きなおともだちがおかわりしてくれたり、小さな発見がありました。
呉の肉じゃがは「なんでにんじんはいってないの?」と残念そうにしていたおともだち。「広島県の肉じゃがは入っていなんだって」と伝えると「かわいそうだね」と人参が好きなおともだちは寂しそうでした。
浜子鍋風みそ汁のみつばを指差して「これがにがいんだよね」「そうそうこのみどりはっぱのやつね」とおともだちとの何気ない会話で苦手な事がわかりました。
おやつは広島風お好み焼きでした。鉄板の上で薄く焼いた生地に大量のキャベツ、もやし、豚肉の順でのせて蒸し焼きにし、別で作ったソース焼きそばと薄く焼いた卵と合わせて食べるご当地料理です。
今回は食べやすいように全部混ぜて提供しました。「やきそばがはいってるね!」「どれがおおきいかな?」「やった!いちばんおおきいの」と選ぶことも楽しんでいました。
来月の郷土料理は長野県です。