オハナ鶴見保育園からのお知らせ

☆キッチンより 郷土料理 沖縄県

2021年8月30日

今月は沖縄県の郷土料理の中から「くふぁじゅーしー」「ラフテー」「にんじんしりしり」「アーサー汁」を提供しました。沖縄県は琉球と呼ばれた時代から、中国や東南アジア、朝鮮、日本と行き来していた沖縄では、食生活の面でもそれらの国々からいろいろな影響を受けてきました。特に影響が強かったのが中国で、沖縄ではブタ肉中心の料理が発達しました。沖縄のお年よりは、現在でも食べ物のことを方言で「クスイムン」とか「ヌチグスイ」と言います。これは「薬」あるいは「命の薬」といったような意味で、どちらも食事は病気を直すことだという考え方だといえるそうです。

前日に今日のメニューについてお話しをしにモアナさんのお部屋にお邪魔しました。簡単な日本地図で自分たちのいる場所、沖縄県の場所を説明しました。沖縄県は旅行で行ったことがあったり、知っている人が住んでいたりと身近に感じられているようでした。

三択クイズでは「沖縄県でよく食べられている料理があります。1番ハンバーグ、2番鶏の照り焼き、3番ラフテーどれでしょう」の問いかけにハンバーグが好きな子どもたちはハンバーグに手を多く挙げていました。また、「たくさんつくられている物は何でしょう。1番ゴーヤ2番おくら3番なす」の問いかけには迷いながら手を挙げてくれました。モアナクラスでは「ゴーヤはきらーい」の声が聞かれました。クイズの二巡目にはみんなで正解を指差して答えてくれました。

*くふぁじゅーしー

ジューシーとは沖縄のかやくご飯のことです。豚肉をベースに、ひじきやニンジンなどの具財を入れ炊き込みます。

本土のかやくご飯と違い豚肉をベースに作るのでほんのりとした甘味のあるまろやかな味わいです。

*ラフテー

「豚皮付バラ煮込み」ラフティ角煮は琉球王朝の大交易時代に中国料理のトンポーローの技法を取り入れ琉球宮廷料理として確立され、今では沖縄の伝統的な料理として広く親しまれています。ラフティ角煮は皮付の豚肉を角切りにしてじっくりと煮込み、余分な肉脂肪分を取り除いてやわらかく煮込む料理です。

*にんじんしりしり

「シリシリ」とは「すりよる・こする」という事をいいます。人参が苦手な人でも食べやすい料理です。

*アーサー汁

アーサーとは、沖縄の岩場に生える緑色海藻です。別名「あおさ」ともいいます。島豆腐とあおさの味噌汁がアーサー汁です。口の中で磯の香りが広がります。今日はあおさの替わりに刻みのり、島豆腐の替わりに絹豆腐で提供しました。

沖縄の郷土料理は、名前が変わっているため「くふぁじゅーしーって言いにくい」やラフテーを「バステー?」と言っていました。他にも「にんじん~♪しりしり~♪」と曲をつけて手とお尻を振って踊ってくれました。にんじんしりしりは覚えやすかったようで、幼児クラスで昨日のクイズ覚えてる?の問いかけに「おぼえてる!にんじんしりしり」と答えてました。「おいしい」と言っておかわりをたくさんしてくれました。