引き取り訓練がありました。
2019年9月6日
9月6日に引き取り訓練が行われました。
今回は豪雨による河川氾濫の恐れを想定してのお迎え要請です。
お昼ごはん用に、保育室で災害備蓄食品のアルファ米で炊き出しをしました。
50食分のアルファ米にお湯を入れ蓋をします。
「20分でできるんだよ」と伝えると、タイマーの前でじーっと待つ子どもたちでした。
おにぎり弁当でのお昼ご飯の提供となりました。意外なことに、ほどよい硬さでとてもおいしく、災害時も安心です!
副菜のコーンはラップをかけて、食器が汚れないようにしての提供です。
お昼ごはんが終わった13時、河川氾濫の警報が発令された想定で避難の開始です。
職員は役割分担を決め必要物品を運んだり、お迎えの荷物を用意したり、情報を収集したり、迅速に動きます。
一方、保育室内は電気は消えていましたが、子どもたちに動揺を与えないよう、歌を歌ったり、体を動かして遊んだり、工作をしたり、つとめていつものようにすごします。
おやつの時は、幼児クラスの子どもが小さいお友達に「おやつおいしいよ」「こわくないから、となりでみているね」という姿が見られました。
電気が消えて不安になっていると思ったのでしょうか、自分から声を掛ける素敵な瞬間でした。
食べ終わると「こっちであそぼう」「絵本よもうか」と遊びに誘っていました。
断水の想定で、非常用トイレの訓練もしました。
便器にビニール袋をかぶせ、中に新聞紙を敷き安定させてペットシーツを敷き、吸水させます。
はじめは戸惑う子供もいましたが、お友達が使用すると、ぼくもやってみよう、とチャレンジする姿もありました。
女の子たちからは「なんでこんなことするの?」と質問の嵐でした。
いつもと違う状況では、子どもたちには事前のわかりやすい説明と、メンタルケアも必要だとわかりました。
訓練で実際に経験、行動することで、災害時の行動に活かされていきます。
保護者の皆様も、お忙しい中お迎えのご協力、ありがとうございました。