オハナ鶴見保育園からのお知らせ

お米が採れました

2020年10月30日

稲穂の周りをとんぼが飛ぶようになり、穂先が垂れて黄色に色付き、小さな田んぼに少しのお米が出来上がりました。6月の田植えから5カ月が経ちいよいよ収穫の季節になりました。6月の田植えでは土作りから行いました。子ども達が土に触れ、水やりをし、稲が育つ経過を見てきました。

「このくさがおこめになるの?」「ごはんすきだからたくさんできるといいな」と不安と期待が高まります。スタッフも初めての体験なので子ども達と同じ気持ちでした。時には稲先をつままれ新芽が無くなってしまったり、中干し(水を抜いて乾燥させ土を活性化させる)をしたい日に雨が降り続いてしまったり、すずめに狙われないよう網を張ったりしました。

10月の中旬に稲を刈り天日干しを10日間程しました。稲を刈り束ねていると「だいじなおこめだよね!ぼくがまもる!」とコア組のおともだち。ばらばらになっていた稲を一緒に集めてくれました。そして稲を逆さまに干し乾燥させると徐々に黄金色に変化していきました。

 

牛乳パックを使い脱穀をしていきます。牛乳パックの注ぎ口を開け、穂先を入れ閉じます。閉じた状態で、穂を引っ張るとポロポロと音を立てて下に落ちていきます。引っ張った穂先のもみがきれいに取れると「できたー」と嬉しそうに見せてくれました。一度出来ると集中して次から次へともみを取っていきます。出来ないお友達に教える姿もありました。

 

もみが取れたら今度はすり鉢とテニスボールを使ってもみ殻を取り除きます。もみ殻を取るのはなかなか力のいる作業でしたが、モアナ組のお兄さん達は力強くとても頼りになりました。

半年近くかけ取り組んできた稲作りですが、残念ながら栄養不足で豊作とはいきませんでした。1合にも満たない貴重なお米をいつもの食事のご飯に加えて皆で頂きました。見た目も味もはっきりとはわかりませんでしたが、来年はたくさん実る事ことを期待して大事に味わいました。